ADHDな東大生のブログ

ADHDな理系東大生が日常や考えたことを書くブログです

新年の抱負

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。

 

今回はかなり個人的な話題ながら、新年の抱負(というよりミッション)をいくつか書き留めておきたいと思います。

 

◆ 進むべき方向を決める

 

2017年に起きる出来事の中で一番大事なのは何と言っても「就職」であろう。ADHDなど達に害がある者にとって「就職」というのは人生で一番の試練になることは間違いない。

まずはこれから入る会社で頑張ってみるのが大前提だが、未だ進むべき方向に迷いがあるのは確かだ。

就職先は概ね定型発達者向けの職場なので不安はあるが、部署によって業務内容も雰囲気も大きく違ってくるし、一度配属されると配属先も固定化される傾向にあるので、初期配属が非常に大事になってくる。

 

最近は研究や諸々の人間関係を通じて、以下のことが分かってきている:

 

① 文系的な人間関係の中に置かれると酷いストレスを感じる

これは自分自身のADHD克服法に原因があるのかも知れない。私はADHD故の衝動性があるので、気を許して素を出した途端に人に迷惑をかける振る舞いやミスをし(これは障害故に止められるものではない)結果嫌われてしまうのを繰り返してきた。

なので最近は、人と接するときは頭をビジネスモードに切り替え、素を抑えてビジネスライクに付き合うよう心がけている。ただベースとなる対人能力が低いので、どうしても無口でシャイ(と言えば聞こえはいいが実際はただキョドッてるだけ)な性格になってしまう。

そのため密度の濃い人間関係には付いていけないし、いずれはコントロールが崩れストレスやミスの原因になってしまうのだ。特に文系的な職場では対人能力が重視され、人に嫌われないのが大事になってくるため非常に警戒している。

 

② 数学やプログラミングなら長時間の作業でも苦にならない。ただ睡眠時間は確保しないと効率が悪く長続きしないし、根性論や精神論で長時間のコミットを強制されると強い反発を覚える

 

以上①、②の背景から、文系的な部署よりも研究開発に携われ、残業も多くない(仮に多くても時間をある程度コントロールできる)場所に行ければいいなと考えている。初期配属さえ上手くいけば後は長く続けられそうだが、ここでしくじると本格的に転職を考えざるを得ないかもしれない。

周りの友人や先輩にはちらほら転職者も出始めているし、やるなら年を喰う前に決断する必要がありそうだ。

今の会社では(総合職である以上)まずはキャリアアップを目指しバリバリ頑張ることになるが、転職先の目星は付いているので、今の会社でキャリアを積み重ねるか、それとも新天地に退避してこじんまりと生きていくか、決断の1年になるだろう。

 

◆ 卒業する

 

進むべき方向を決めると言っても、まずは大学院を卒業できなければ話にならない。一時期は就職活動をやり直したいと留年を考えもしたが、高い学費をもう1年払わなくてはならなくなるし、留年して条件を悪くするよりも1年勤めて転職する方がマシなのでまずは卒業することが絶対だ。絶賛炎上中の修士論文は何としても完成させなければならない。

  

◆ メンタルの問題を克服する

 

普段自分を抑え込もうとする余り家族や親しい人間に当たり散らしたり、大学や大学院で成果が出せず鬱状態に陥ってしまっているので、学生であるうちに専門家によるアドバイスを受けてADHDを抑える手立てを見つけたり、メンタルの不調も治していきたい。

 

 ◆ 尖った人間であり続ける

 

既に周りも就職組が大半を占め、社会人になった途端急に輝きを失って平凡なサラリーマンになる人と、仕事もプライベートも充実させ人生を楽しんでる人に二分されていくのを感じている。

私は頑張ったところで平凡な人間にはなれそうにないし、出世タイプでもないので周りに気を使いすぎる必要もないだろう。だから輝きはしなくても、せめて尖ったままの人間ではあり続けたい。変人なら変人なりに独特の人生を楽しみたい。

 

昨年はいわゆる「自分探し」の一環として、国家総合職の最終合格を活用して複数の省庁に官庁訪問もした(結果は推して知るべし)ので、次回はそれについて書ければと思います。